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肩に力が入っていることに気がついたら

さいたま市大宮・北区の

初心者にやさしいヨガ・瞑想教室

アロマテラピーサロン

『ハッピースマイルヨガ大宮』主宰

インド政府公認ヨガ講師

富澤理絵です♪

肩に力が入っていることに気がついたら

── “がんばる自分”を整える、優しい気づきとリラックスの科学

 

こんにちは。

ヨガと瞑想、香りで “整える習慣” をお届けしている理絵です🌿

今日は、ヨガレッスンでいただいた生徒さまのひとことから、肩の力みと、それに気づくことの大切さについてお話ししたいと思います。

「気づくと、肩に力が入っていて、肩が凝っていることに気づきました。子どもが野球のバッターボックスで肩に力が入っているのを見て、“あ、私もこうなってるかも”って、気づいたんです。」

……この言葉に、私は感動を覚えました。

なぜなら、「気づく」こと。

それこそが、すべての整えの第一歩だからです。

気づきとは、心と体のスイッチを入れる行為

 

私たちは、日々の忙しさやプレッシャーのなかで、自分のことを後回しにしがちです。

そんななかで、ふと「肩に力が入ってる」と気づく。それはまさに、”今ここ”の自分に戻る瞬間。

神経科学の観点から見ると、これは “内受容感覚(interoception)” の働きです。

これは「自分の内側の状態」に気づく力。

お腹が空いてる、息が浅い、心臓がドキドキしてる……そんな体内のサインを感じ取る力です。

この内受容感覚は、脳の “島皮質(insula)” と呼ばれる領域と深く関係しています。

この部位は、感情、自律神経、そして意思決定にも関わる、いわば「心と体のハブ」的な場所です。

つまり、肩の力みに気づいたというその行為は、単なる身体の観察ではなく、心の状態、神経の状態にまでアクセスしている、すごく深い行動なのです。

「力が入る」のは、あなたが真剣だから。

じゃあ、なぜ私たちの肩に、いつの間にか力が入ってしまうのでしょう?

それは、脳と神経が “戦うか逃げるか” のモードに入っているからです。

この反応は、進化の過程で人類が生き延びるために獲得した、自律神経系の本能的な反応。

正式には “闘争・逃走反応(fight or flight response)” と呼ばれます。

危険な動物に出くわしたとき。崖から落ちそうになったとき。

瞬時に筋肉に血液を送り、心拍数を上げ、呼吸を浅く早くし、身体を臨戦態勢にする──それが交感神経の働きです。

ただし、現代の「危険」は猛獣ではなく、
・人前で話すプレッシャー
・うまくやらなきゃという緊張
・試合や発表の大切な場面
……そんな形で現れます。

つまり、マウンドに立つとき、バッターボックスに入るとき、
体が無意識に「戦闘モード」に入るのは、脳の仕組みとしてはとても自然なことなんです。

緊張すると、なぜパフォーマンスが落ちるの?

 

緊張=悪、ではありません。

少しの緊張は集中力を高めてくれるもの。

でも、過剰な緊張、つまり “肩に力が入りすぎている” 状態は、
・体幹の安定を崩し
・関節の可動域を狭くし
・動作の滑らかさを失わせます。

脳科学では、緊張しすぎると脳の”前頭前野(思考・判断)”よりも、”扁桃体(不安・恐怖)”が優位に働いてしまい、
「どう動けばいいか」の判断よりも、「失敗しないように」「守らなきゃ」という意識が強くなり、結果として動きがぎこちなくなるのです。

さらに、筋肉に力が入りすぎていると、
“感覚のセンサー”が鈍くなり、
体と脳の連携がうまく取れなくなってしまいます。

リラックスすると、なぜ「うまくいく」の?

リラックス=副交感神経が優位な状態では、
・筋肉の緊張が和らぎ
・呼吸が深まり
・酸素供給が最適化され
・脳と体の感覚ネットワーク(センサー)がクリアになります。

つまり、
“本来持っている力を、ロスなく発揮できる状態” になるのです。

これをスポーツ心理学では “ゾーン” や “フロー状態” と呼び、
脳科学では「感覚野・運動野・小脳などが協調的に働いている状態」とも言われます。

実はトップアスリートほど、「何も考えていない」「勝手に身体が動いた」と語ることが多いのは、この状態に入っているからなのです。

今すぐできる、「肩の力を抜く」ための3つのヒント

ここでは、試合前、舞台前、人前での発表前など、
「ちょっと緊張してきたかも…」というときにできる簡単な整え方をご紹介します。

① 吐く息に意識を向ける

吸うよりも「吐く」を意識してみましょう。深く吐くだけで、神経はリラックス方向に切り替わります。ポイントは“ゆっくり、長く、ふぅ〜”と息を吐くこと。

② 鎖骨に手を当ててみる

肩の緊張を感じやすい人は、実は鎖骨周りも固まりがち。手を当てて、そこに温かさと意識を向けるだけで、副交感神経が優位になります。

③ 「大丈夫」と、小さく言ってみる

脳は「言葉」で影響を受けます。「ダメかも」ではなく「大丈夫」と小さくつぶやくことで、自己効力感(self-efficacy)が高まり、パフォーマンスが安定します。

最後に──まずは”気づけた自分”を、ぎゅっと抱きしめてあげてください

肩に力が入っていたことに気づけた。
それだけで、あなたの神経系は、整い始めています。

肩に力が入ってしまう時に、自分に、
「リラックスしてもいいんだよ」と伝えてあげましょう。
その言葉の背景にある知識とやさしさが、自分自身の潜在意識にきっと届くはずです。

私のヨガ・瞑想のクラスでは、
この「気づき→整える」の感覚を、呼吸・香り・セルフタッチを使って丁寧に育てています。

あなたの “力まない強さ” を、一緒に見つけてみませんか?🌿

 

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あなたのニュートラルに、そっと還るきっかけになりますように🕊️

あなたが、あなたらしくいられる毎日を。

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

今日もあなたに、優しい気づきの時間がありますように🌿

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